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よくあるご質問「自社は対象?3分でわかる判定ガイド」

 

食品業界の経営者の皆様、こんにちは。

 

食品補助金の手続きを専門にサポートしている行政書士です。

 

これまで、食品補助金の全体像について「親記事」としてまとめてきましたが、日々多くの経営者様からご相談をいただく中で、最も多いのが

 

「そもそも、うちは補助金の対象になるの?」

 

という切実な疑問です。

 

補助金の公募要領(=応募の手引き)は、何十ページにもわたる難しい言葉のオンパレード。

 

一読しただけで「自分には関係ないかも……」と諦めてしまうのは、非常にもったいないことです。

 

この記事では、その疑問にズバリお答えします。

  

【この記事でわかること】

 

自社が補助金の対象かを判断する「3つのチェックポイント」

 

業種や規模によって変わる、申請できる会社の具体的な条件

 

申請前に必ず確認すべき「絶対にNGなケース」

  

 

この記事を読み終えると、以下のことができるようになります。 

 

・「自社が申請できるか」を、難しい専門用語なしで即座に判断できます。 

 

・「せっかく準備したのに、実は対象外だった」という時間のムダを防ぐことができます。 

 

・自社に合った補助金を見極めるための「最初の判断基準」が手に入ります。

 


1.結論:事業内容、会社の規模、使いみちで決まる


 

■ 結論(先にお伝えします)

 

食品補助金の対象になるかどうかは、次の3点が補助金のルールに合っているかどうかで決まります。

 

① 自社の事業内容(どんな業種か)

 

② 会社の規模(従業員数・資本金など)

 

③ 何のための投資か(補助金の使いみち)

 

日本国内で食品の製造や酒造りを行っている中小企業・中堅企業であれば、多くの場合、何らかの補助金の対象になる可能性が高いです。

 

まずはあせらず、以下のチェックシートで確認してみてください。

 


2.概要・手続きの流れ


 

■ 概要(自社チェックシート)

 

「うちは対象?」を3つのステップで確認してみましょう。

 

 

ステップ1:自社の業種を確認する

 

以下のいずれかに当てはまれば、第一関門はクリアです。

 

・食品製造事業者

 

 → 食品の加工や製造を行っている会社・個人事業主

 

 

 

・酒類事業者

 

 → お酒の製造免許や販売免許を持っている事業者 (酒蔵・ワイナリー・卸売・小売など)

 

 

 

・生産者団体

 

 → 食品加工に取り組む農業協同組合・漁業協同組合など

 

 

 

ステップ2:会社の規模を確認する

 

多くの食品補助金(特に農林水産省の補助金)では、以下の規模であれば「中堅・中小企業」として対象になります。

 

 

◎ 従業員数について

 

常時使用する従業員が2,000人以下であれば、対象となるケースがほとんどです。

 

パート・アルバイトも人数に含まれます。

 

 

 

◎ より有利な「補助率」を受けたい場合

 

「小規模事業者」として補助率3分の2(=費用の3分の2を国が負担)を受けるには、従業員20人以下が目安です。

 

(卸売業・小売業の場合は5人以下)

 

 

 

ステップ3NGな項目に1つでも当てはまらないか確認する

 

要するに「申請資格を失ってしまう条件」のことです。

 

以下のうち1つでも当てはまると、どんなに良い事業計画でも採択されません。

 

・国税の滞納がある

 

 → 申請時点で、税金(消費税なども含む)を未払いのままにしている

 

 

・過去に補助金の不正受給がある

 

 → 過去3年以内に、補助金で不正を行ったり、交付が取り消されたりしたことがある

 

 

・反社会的勢力との関係がある

 

 → 役員などが暴力団員である、または実質的に経営に関わっている

 

 

 

■ 手続きの流れ

 

自社が対象であることを確認したら、以下の5つのステップで進んでいきます。

 

 

① 補助金を選ぶ

 

自社の課題(例:人手不足の解消、海外輸出の開始など)に合う補助金を選びます。

 

 

 

② 申請書を提出する

 

「事業計画書」を作成し、オンライン(Jグランツ等)で提出します。

 

 

 

③ 採択・交付決定の通知を受け取る

 

審査を経て「交付決定通知」が届きます。

 

これがプロジェクト開始のGoサインです。

 

 

 

④ 補助事業を実行する

 

計画に沿って機械の購入や施設の改修を行い、代金を支払います。

 

 

 

⑤ 実績を報告して補助金を受け取る

 

かかった経費を報告し、検査後に補助金が振り込まれます。

 


3.よくあるミス・注意点


 

経営者様が特に陥りやすい落とし穴をまとめました。

 

 

「交付決定通知」が届く前に発注してしまう

 

最もよくあるミスです。

 

事務局から正式な通知(交付決定通知)が届く前に契約や支払いをした場合、その経費は1円も補助されません。

 

「採択されたからもう大丈夫」と早合点しないよう、ご注意ください。

 

 

 

 

GビズIDの準備が間に合わない

 

電子申請には「GビズIDプライムアカウント」(=オンライン申請用の公式ID)が必須です。

 

取得には12週間かかることがあるため、申請直前に気づいても間に合いません。

 

早めの取得をおすすめします。

 

 

 

補助金専用の経理をしていない

 

補助金に関する経費は、会社の通常経費と完全に分けて管理する必要があります。

 

これを「区分経理」といいます。

 

まとめて処理していると、後の実績報告で大きく手間がかかります。

 

 

 

消費税の計算を間違える

 

補助金は原則として、消費税を除いた金額(税抜)で計算されます。

 

税込で計算してしまうと資金計画がずれてしまうため、注意が必要です。


まとめ


 

いかがでしたでしょうか?

 

「自社が補助金の対象かどうか」の第一ハードルは、じつはそれほど高くありません。

 

しかし個別の補助金ごとに、採択されやすくなる「加点項目」や「独自のルール」が細かく設定されています。

 

たとえば、

 

「酒米の価格高騰の影響を受けているか」

 

HACCPの認定をいつまでに取得する予定か」

 

といった条件が、採択の結果を左右することもあります。

 

(※HACCPとは、食品の安全を管理するための国際的な基準のことです)

 

 

 

「チェックシートでは対象になりそうだけど、本当に大丈夫?」

 

「うちの機械導入プランは、補助対象の経費に入るの?」

 

少しでもそう感じたら、お気軽にご相談ください。

 

食品・酒類業界に特化した行政書士として、貴社の状況をしっかりとお聞きした上で、最も採択の可能性が高い補助金をご提案いたします。

 

 

補助金を賢く活用して、貴社の次なる成長を一緒に実現しましょう。

 

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