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失敗しない!輸出3大リスクを利益に変える方法

  

 食品メーカーの販売部長のみなさま、社長から「これからは輸出で売上を伸ばせ」と言われ、戸惑っていませんか?

  

これまで国内販売一本でやってきたのに、急に「輸出をやれ」と言われても、何から手をつければいいかわからない。そんな不安は、当然のことです。 

 

でも、ご安心ください。 

 

貿易のリスクは、あらかじめ「どんなリスクがあるか」を知っておけば、ちゃんと対策が立てられます。

 

この記事では、輸出を始める前に押さえておくべきリスクを3つ、専門家の行政書士が専門用語をなるべく使わずにわかりやすく説明します。 

 

【この記事でわかること】

  

取引先が「お金を払ってくれない」リスクへの対処法

  

輸送中に「荷物が傷んだ・遅れた」ときの責任の分け方

  

「円安・円高」の波に飲み込まれないための基本知識

  

この記事を最後まで読むと、「代金が回収できなかったらどうしよう」「輸送中に商品が傷んだら、うちが全部責任を取るの?」といった漠然とした不安が、かなりスッキリします。 

 

そして社長に対して、根拠のある輸出計画を提案できるようになります。 

 

では、3つのリスクを順番に見ていきましょう。  

 


1.信用リスク


 

輸出でいちばん怖いのは、「商品を船に乗せて送ったのに、代金が振り込まれない」という事態です。

 

国内の取引なら、「払ってください」と直接出向くこともできます。

 

でも相手が海外の会社となると、督促するだけでも大変です。場合によっては、現地の弁護士を使って回収を試みる必要も出てきます。 

 

 

では、どうすればいいでしょうか。

 

①まず「相手がどんな会社か」を調べる:

 初めて取引する相手が、本当に信頼できる会社かどうかを調べる方法があります。

 

「日本貿易保険(NEXI=ネクシ)」という政府系の機関を利用すると、海外の取引先の信用調査を最大3件まで無料で行えます。地元の信用金庫などを通じた申し込みなら、最大6件まで無料です。

 

まずはここから始めることをおすすめします。

 

 

 

②「貿易保険」で損失をカバーする:

 調査をしたうえで、それでも不安が残るなら「貿易保険」を利用しましょう。

 

これは、相手の会社が倒産したり、支払いが遅れたりした場合に、その損失をカバーしてくれる保険です。さらに、相手国で戦争や政変が起きて送金できなくなった、といったケースにも対応しています。

 

企業努力ではどうにもならないトラブルから、会社を守る仕組みです。 

 


2.運送リスク


 

食品の輸出では、「輸送中に商品が傷んだ」「予定より到着が大幅に遅れた」といったトラブルが起きることがあります。

 

そのとき、誰が責任を取り、誰が費用を払うのか。これをあらかじめ決めておかないと、いざトラブルが起きたときに大もめになります。

 

【世界共通のルール「インコタームズ」を使う】

 

この問題を解決するのが、「インコタームズ」という国際的なルールです。

 

国際商業会議所(ICC)が定めたもので、最新版は「インコタームズ2020」と呼ばれます。アルファベット3文字(例:FOBCIF など)の記号で、以下の内容をあらかじめ決めることができます。

 

・荷物をどこで引き渡すか

 

・輸送中の事故リスクが、いつ売主から買主に移るか

 

・運賃や保険料はどちらが負担するか

 

 たとえば「日本の港で船に積んだ時点で責任は買主に移る」のか、「相手国の港に届くまで売主が責任を負う」のか、こうした内容を最初に取り決めておくことで、トラブル時の混乱を防げます。

  

どの条件が自社に合っているかは、取引の内容や相手との関係によって変わります。最初の契約前に、専門家に相談しておくと安心です。 

 


3.為替変動リスク


 

最後は、ニュースでもよく耳にする「為替」の問題です。

 

①為替は大きく動く:

 

為替相場は日々変動します。たとえば、米ドルと円の相場を見ると、2020年末に1ドル約103円だったものが、2024年末には約157円まで動きました。

 

この数年でこれほど変わるため、「1ドル=130円」と想定して利益を計算して契約したのに、いざ代金を受け取るときに円高が進んでいた、ということが起きます。

 

その場合、円に換算したときの実際の売上(利益)が、計算より大きく減ってしまいます。

 

 

②対策の基本は「円建て契約」と「為替予約」:

 

もっともシンプルな対策は、「最初から日本円で契約する」ことです。

 

円建て契約にすれば、為替の影響を直接受けずに済みます。

 

ただし、相手が米ドルなどでの決済を希望することも多いでしょう。

その場合は、「為替予約」という仕組みを銀行と連携して活用する方法があります。将来の為替レートをあらかじめ固定しておくことで、受け取り時のリスクを抑えられます。 

 

先ほど紹介した日本貿易保険(NEXI)も、多くの金融機関とネットワークを持っており、為替対策も含めて相談に乗ってくれます。 

 

まとめ


 いかがでしたでしょうか?

  

今回紹介した3つのリスクを整理します。

 

・信用リスク 信用調査と貿易保険で備える

 

・運送リスク インコタームズで責任範囲を明確にする

 

・為替リスク 円建て契約や為替予約で損失を抑える

 

これらの「仕組み」を最初から活用すれば、輸出はギャンブルではなくなります。

 

日本の高品質な食品を海外へ届けることは、大きなビジネスチャンスです。

 

 

NEXIの無料調査は、どう申し込めばいいの?」

「うちの商品には、どのインコタームズ条件が向いている?」

「為替予約って、具体的にどう進めればいい?」

こんな疑問をお持ちでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

書類作成や法令チェックは行政書士の得意分野です。

 

部長様が販売戦略に集中できるよう、実務面からしっかりサポートいたします。

 

貴社のすばらしい商品を、ともに世界へ広めていきましょう。

 

 

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